日本では恋人を必要としないゆとり世代が話題となっていますが、米国でもミレニアル世代(1981~96年生まれ、23〜38歳)やジェネレーションZ(97~12年生まれ、7〜22歳)は別の意味で恋人探しを断念しつつあります。
カバー写真:Adrian Michael/Flickr
彼らを悩ませるのは、デート代なのですよ。米国では4,400万人が学生ローンを抱え、平均の債務額は3.3万ドル(約355万円)、ミレニアル世代に限れば4.3万ドルに及ぶとされています。その上にクレジットカード、自動車ローンなどが重なれば、最良消費の余地が狭まるのは当然の成り行きというもの。
しかも、デートの代名詞でもある外食の費用は、以前こちらで指摘したように上振れ傾向にあり、米国の若い世代にとって外食デートの障害は大きく立ちはだかります。1人当たりの外食支出額は2017年に前年比6.7%増の3,365ドル(約36万円)と、2016年の4.9%増から加速した通り、年々外食のハードルは上がる一方です。
そうなればデート代の負担が重くなるのは当然で、出会い系サイト大手マッチの独身者調査では、30%が自身の家計の安定が恋人作りの懸念材料に挙げていました。また、自身の所得が一定水準を到達しない限り相手探しに励まないとの回答は21%と、全世代の14%を上回りました。ちなみに、調査対象の男性の68%が恋人を探していると回答し
スポンサーリンク
アメリカのゆとり世代も恋人探しに消極的、その理由は…
最近の投稿
- Q&A:なぜ英競争・市場庁( CMA )が Cookie廃止の鍵を握るのか?- 英国の監視機関が担う役割とは
- 【プレスリリース】【国内第2位の応募額】イザナギゲームズ社がファンディーノで約9,996万円の資金調達。480名以上の投資家が応募
- ChatGPTでデータ活用を内製化しよう!(講義3回目:業務改善編 CRISP-DMの概要)
- これまでの安心感から「次の形」の安心感に向かう参加型の組織スタイル
- アキラランサムウェアに関するCISAとパートナーからの注意喚起
- 住宅購入 リフォーム一体型住宅ローンの注意点~金融機関によって異なる条件~
- VRで痛みを和らげる治療法開発、xCuraが展望する欧州からの逆輸入展開/Monthly Pitch! アルムナイ
- 度肝を抜かれた「小学校の怪授業」から得た教訓 なぜ人は文章を書くのか、なぜうまく書けないか | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
- あの人と話していると何でモヤモヤするんだろう…「ずるい攻撃をする人」の驚くべき心理とは? – ニュースな本
- 生成AIからTikTok、最新コレクション事情まで。米GLOSSY編集長 ジル・マノフ が見たデジタルトレンドとファッション&ビューティー業界
コメント