創業社長とサラリーマン社長、よく出てくる比較です。日本の大手企業はほとんどがサラリーマン社長、一方、GAFAと称されるような巨大企業に育ったところはアップルを除いて概ね、創業社長が指揮を執ります。何がどう違うのでしょうか?今日はそのあたりを考えてみたいと思います。
写真AC:編集部
いきなり私ごとで申し訳ないのですが、私は関連会社ながらサラリーマン社長から独立した経緯があります。ある意味、両方を経験しています。サラリーマン社長の時は今思い返せばお気楽でした。なぜかといえば自分への任務は「与えられた業務をうまくやること」であって、失敗してもその程度次第ですが、叱責されるか、別の場所に飛ばされる程度で済みます。
独立した時、思ったのは「自分は屏風である」ということです。サラリーマンの時は屏風の前に立っていたのですが、今度は自分自身が屏風であり、その前に立つのも自分である点でしょうか?
金屏風という言葉があります。関連会社のサラリーマン社長における金色の屏風には本社、銀行、株主…といった幾層もの支える体制があり、自分が倒れても必ず誰か代替が効く仕組みになっています。ところが独立したら自分しかおらず、財布は自分のポケットに直結しているとすればその重みは全く違います。
ある意味、ビビっちゃうわけですが、ある程度事業をやって経験を積んでくるとリスクテイクの程度が見えてきます。自分の稼ぎや会社の
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創業社長とサラリーマン社長
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