車いすバスケットボールの誘い方。
遡ること、2カ月前。
ゴールデン過ぎた今年のゴールデンウイークに、さらに2連休まで付け足した私は、完全に休みボケのままその日を迎えていました。日曜日の午後、穏やかな日差しの中、ぼんやりとタクシーから外を見ていると、陽射しよりも強い弾丸トークが飛んできたのです。
「あそこ今日車いすバスケだよね!天皇杯!
数日前から予選だったでしょ?昨日はね、選手の人、乗せたんだよ。
迫力がすごいんだよね。車いす同士がぶつかってさ」
なにやら詳しそうな運転手さん。
「運転手さん、観戦したことあるんですか?」
「いや、ない」
ないんかい!
「面白そうだから興味あるんだけどねぇ」
その感覚がすごく腑に落ちました。
私も今回こういう機会をもらったから来たけれど、
興味はあっても足を運ぶには少しハードルがある。
意外と高いその壁をどうすれば越えられるか。
あの運転手さんが、どう誘われたら見に行きたくなるか。
今回はそんなテーマで書いてみようと思います。
入社13年目、コピーライターの有元沙矢香と申します。
今回はパラスポーツの中でも花形といわれる「車いすバスケットボール」(以下、「車いすバスケ」)についてご紹介します。
バスケ経験は「スラムダンク」と「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」を嗜んできた程
コメント