日本人の政治離れが指摘されています。今回の参議院選挙でも戦後二番目に低い投票率になったわけですが、若者だけに限ればそれを更に20ポイントぐらい下回る、とされています。どうせ俺の一票なんて、ということなのだと思います。
いらすとや:編集部
一方で香港で続くデモは一国二制度を守らなくちゃいけないという将来を危惧した若者たちの声であります。一人ひとりの声が集まると大きなパワーになることはフランスでも韓国でも同様の運動があり、記憶に新しいところです。
当地、バンクーバーにおいて政治を語るとき、残念なことに連邦議会にも州議会にも市議会にも日系と名の付く人は誰もいません。誰も、です。数年前にはお一人いたのですが、今はいません。
私もカナダの政治にさほど興味があったわけではありませんでした。しかし、慰安婦像の問題や南京事件記念日制定などの問題が起きた際、いやでも政治に関与しなくてはいけない事態になりました。なぜならそれらを止めるようお願いする相手は政治家である場合が多いからです。その時、日系の政治家がいないことに大変残念な思いをしてきました。
それらの問題がとりあえず収まっていつもの平和な時が戻ってきた今、私は平時だからこそ、政治家との関係をきちんと作らねばならないのかもしれないと思い始めています。何かあった時、突然知らない政治家に「この問題にどうにか対応を!」といってもご都合主義のように思われ
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