今のところは「静観」かな
「よしもと」を批判できるのか?
一連のニュースを受けてそう思ってしまったのが、率直なところだ。実際のところ、内部の事情はわからない。社長や会長が権威主義的な部分は程度の問題でもあり、その一言だけで判断はできない。発言の前後の文脈や人間関係を丁寧に追わないと実のところわからない。
吉本興業ホールディングス株式会社東京本部、筆者撮影
「テレビ局が株主だから大丈夫」発言にしてもメディアとの関係性で公共的だとは思えないが、当事者間でのマウンティング(交渉優位のための強弁)にも思える。
そもそも、今回は所属タレントの「直」営業での問題が発端である。よしもとが関知しない領域のことだ。「狂犬」とかって呼ばれたタレントによる幹部に対して辞任を要求するという動きもある。
しかし、社員じゃない人(所属タレントとはいえ口頭の契約先)から辞任圧力を受ける会社も普通のことではない。芸能の裏と表に詳しい知り合いは「浪花の芝居小屋のゴタゴタ劇」とも言う。
・タレントは「社員」ではない
・今回の事象は、業務全体の中の1つの事案なので、一事が万事というのはフェアではない
・あれだけの大企業、社内の「権威主義」は複雑な権力構造の中にあるはず
・まずは、ガバナンスは株主に考えてもらうべき
・そもそも宮迫氏らの「直営業」は会社の責任範囲外で起きたこと
という点で非上場の会社の社会的責任を問うのは
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