インドのデジタルクリエーティブエージェンシーで働いてみた
秘伝のクリエーティブスパイスを探して
私「ブリーフ読みました。次の打ち合わせはいつ?」
Aさん「多分明日」
私「明日のいつ?」
Aさん「午後かなあ?」
この会話が行われているのが東京のオフィスで、相手が新入社員だったら、私はきっと丁寧に、ビジネスで人に時間をもらうことの意味を説き、Outlookでのアポイントの入れ方を教えただろう。
しかし、ここはインド。大気汚染全開の経済都市グルガオンのオフィス。相手は優秀な上司だ。
2019年1月から、インドにある電通イージス・ネットワークの会社の一つ、Dentsu Webchutney(電通ウェブチャットニー)というデジタルクリエーティブエージェンシーで働いている。
日本での肩書はコピーライター/クリエーティブプランナー。10年ほど統合コミュニケーションの企画と制作に携わってきた。インドへ来たのは、電通のEIBA(※)という研修のメンバーとして、海外拠点で“グローバルビジネス”の修業を積むためだ。
インドのデジタル広告市場は成長著しく、その成長率は年に30%を超える。Dentsu Webchutneyはそのなかでも実績を残している会社だ。インド最大の広告祭GOA FESTでは、2年連続でデジタルクリエーティブエージェンシー・オブ・ザ・イヤーを、今年はさらにPRカテゴ
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