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「月のレンガ」が月面コロニーに熱と照明を供給する?

月に「ダークサイド」はないかも知れないが、ある場所が暗くなったときには、それは本当に暗くなる。そしてその状態が2週間は続くことになる。もし私たちがそこにコロニーを建設することになったら、長い月の夜に備えて、暖かさと何よりも照明を維持しなければならないだろう。このたび、月の砂から作られたレンガが、その解決の一部になることが判明した。
もちろん、月の昼間の間はすぐに利用可能な太陽光が使われることになるし、ご想像のように夜に利用するためのバッテリーを充電することもできるだろう。しかし、バッテリーは大きくて重い代物だ。月旅行の手荷物として携行したいものでは決してない。
では、月のコロニーがエネルギーを蓄える手段は、それ以外には何があるだろう?欧州宇宙機関(ESA、European Space Agency )はAzimut Spaceと提携して、月面に蓄熱されたエネルギーが手軽に利用可能かどうかを調査した。
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月面上に豊富にあるものは砂、正確に言うなら月のレゴリス(堆積層)だ。そして、アポロ計画によって持ち帰られたサンプルのおかげで、私たちはそれらの性質をよく知っている。そこで研究チームが、地球上の材料を使いながら月のレゴリスで何ができるかをシミュレートしてみた。
「この研究では、月の岩石と同等の性質を持つ地球の岩石を、月面レゴリスの

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