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ヤフーとアスクルの「LOHACO」を巡る対立[関係悪化の経緯と背景まとめ]


売上高513億円(2019年5月期)の日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」を共同運営しているヤフーと子会社アスクルの関係悪化が鮮明となっている。BtoC向けECの「LOHACO」の譲渡を要求するヤフーに対し、アスクルがそれを拒否して業務・資本提携関係の解消を申し入れ。ヤフーは業務・資本提携関係を継続した上で、アスクル・岩田彰一郎代表取締役社長の退任を要求した。
ヤフーは45.13%のアスクル株を保有する筆頭株主。第2位株主のプラスはヤフーの考えに賛同。アスクル8月2日に予定している株主総会の「取締役選任議案」で、岩田社長の再任に反対の議決権行使を行う予定であることを表明した。

業務・資本提携は2012年、「LOHACO」の今
ヤフーとアスクルは2012年4月、業務・資本提携を締結。日用品などのECサイト「LOHACO(ロハコ)」の共同運営で協力関係を築いてきた。
BtoB通販がメイン事業だったアスクルのBtoC事業は急拡大し、2019年5月期連結決算における「BtoC事業」の売上高は、前期比28.7%増の652億円。日用品ECサイト「LOHACO」の売上高は同23.1%増の513億円に達した。
「LOHACO」の売上高と「LOHACOマーケットプレイス」経由の取扱高、アスクル子会社「チャーム」の売上高を合算したした「BtoC流通総額」は同29%増の668億円。

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