Factfulnessがベストセラーとなっている。この本は半年前にTechCrunchで書評したのでご記憶の読者もあるかと思うが、発行部数はシリアスな翻訳ノンフィクションとしては異例の41万部となっているという。副題の「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」が内容をよく表している。この本はその役目を間違いなく果たすと思う。
主著者のハンス・ロスリング博士はスウェーデン人で公衆衛生に関する世界的権威だったが2017年に急逝したため、子息のオーラ・ロスリング氏と妻のアンナ・ロスリング・ロンランド氏が原稿を整理、補筆、ビジュアル化して本書に仕上げた。日本で大きな注目を浴びたことを機に共著者のアンナ・ロスリング氏が来日して講演し、メディアのインタビューを受けた。TechCrunchでも話を聞く機会があったので紹介したい。インタビューは丸の内北口ビルのWeWorkの会議室で行ったが、その後アンナ氏を囲むパーティーで尋ねた部分も含まれている。
Q:連日休みなしに取材に応じてると聞きましたが大変ですね。
A:平気です。実はこんなに大きな反応があるとはまったく思っていませんでした。嬉しい驚きです。
Q:ハンス・ロスリング博士とはどういう関係ですか?
A:夫のオーラの父です。義父ということになります。
Q:ではある意味ファミリービジネスですね。しかし誰もが義父のビジネスに入る
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