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韓国への輸出規制の背景に見え隠れする中国の国家戦略(特別寄稿)

経済ニュース
1. 本稿の趣旨
前回の寄稿では半導体材料輸出規制の内容について概観したが、これが幸いにして好評を博したようなので、今回は「徴用工問題への対応」に決して止まらない今回の措置の背景事情を説明させていただこうと思う。具体的には、今回の輸出管理の運用の見直しの狙いの整理、韓国の不適切貿易管理の実態、その背後にある中国製造2025をめぐる国際緊張、についてまとめることとする。
韓国大統領府Facebookより:編集部
2. 制度見直しの狙いについての整理
前回の記事でも述べたように今回の輸出貿易管理体制見直しは、
A 韓国をホワイト国としたままで特定3品目(フッ化水素、EUV用レジスト、フッ化ポリイミド)については即座に包括輸出許可から個別輸出許可に切り替える
B 韓国をホワイト国リストから外す
という二重構成になっている。(なおレジストについては、適用が最先端のEUVプロセス向けのものに限られることからEUVレジストと表記している。)この二つの措置は連動して大きな目的の達成を目指すものではあるが、それぞれの措置が実現する法律効果は当然異なる。経済産業省はパブリックコメントの説明資料において、A、Bの改正目的を一括して
「大韓民国の貿易管理に係る規制(キャッチオール規制)が不十分であることに加え、同国との信頼関係が著しく損なわれた中で、同国の貿易管理制度の適切な運用の確認が困難になったこと

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