天皇、皇后両陛下が、令和初の国賓として来日したドナルド・トランプ米大統領夫妻と通訳なしで会話したことがメディアで話題になったが、両陛下とも、英語圏で学ばれたのだから、26歳になって東欧から米国に移民したメラニア夫人より、こなれた英会話ができて当然なので、あれは少し褒め殺しに近いというようなことをすでに書いた。
そして今度は、両陛下が、G20(20カ国・地域)首脳会合に先だって公式実務訪問したエマニュエル・マクロン仏大統領夫妻とフランス語で話されたことは、なかなかの快挙でフランス人を大いに喜ばせた。
マクロン大統領夫妻と懇談する天皇皇后両陛下(宮内庁サイトより:編集部)
天皇陛下は学習院で、仏文学の権威である小林善彦先生などから立派なフランス語をたたき込まれている。皇后陛下も二度にわたりフランスに短期の語学留学をされていることは、知る人ぞ知る事実だ(グルノーブルとブザンソン)。
天皇陛下が即位されて2か月がたったが、安倍晋三首相と「絶妙な役割分担」をされ、君主としての新しいスタイルを外交面で見事に示されており、絶好調だと思う。
皇后陛下の体調については、マクロン大統領夫妻との昼食会に、両陛下そろって出席できるか直前まで決まらなかったことからも、まだ、心配がある状況とみられる。その意味で、マスコミにおだてられてくれぐれもご無理などされないようにお願いしたいところだ。
ところで、天皇、皇
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両陛下と安倍首相の絶妙な役割分担で外交大国へ
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