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米朝会談、それぞれの思惑

経済ニュース
それにしても電撃的な会談でした。しかも軍事境界線を踏み越えた点において周到な事前計画というよりトランプ大統領主導の勢いで実現したと断言してもよいでしょう。
当事国の3か国の首脳のそれぞれの思惑と私なりの感想を述べたいと思います。
(朝鮮中央通信より:編集部)
まず、韓国、文大統領ですが、八方ふさがりの中、打開策が欲しかった点においてトランプ大統領の訪韓だけでもうれしいのに金正恩氏との会合までセットアップできて万感の思いだったのではないでしょうか?文大統領は「いい顔」型の性格で言わなけきゃ良いことまでしゃべってしまい、自分をドツボに落とし込むタイプに見えます。つまり、今の文大統領を取り巻く状況は自業自得だったのですが、トランプ大統領に救われたわけです。(多分、ご本人はそう取らず、俺の力がモノをいったぐらいに思っているでしょう。)
次に金正恩委員長。こちらもG20で首脳が日本に集まっているのに自分は蚊帳の外という疎外感と習近平国家主席に会って託したトランプ大統領へのメッセージがどう理解されるのか、気になっていました。金氏はトランプ大統領に直接の親書も送っていたわけでベトナムでの会談の失敗を取り戻す方策を考えていたところでした。理由は経済制裁が蝕む国家存亡の危機でありますが、金委員長のアメリカへの想いとトランプ大統領を振り向かせたい個人的気持ちがもっと強かったように見えます。
ではトラン

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