Facebookは今月、ブロックチェーンを用いた独自の仮想通貨「Libra」を発行すると発表しました。これに対して、各国の金融当局から、懸念の声が次々に上がっています。例えば、6月20日に米下院 金融サービス委員会のウォーターズ委員長がCNBCのテレビ番組に出演し「私たちは消費者を守らなければならない。Libraがスイスに拠点を置いて米ドルと競合することは看過できない」とコメントしました。
論点は、米国ドルを始め既存通貨を凌駕しかねないことに対する畏怖、あるいはマネーロンダリングの温床となることの懸念、あるいは透明なガバナンスが守られなければ消費者に不利益を与えかねないことなどですが、より根源的な論点が出されていないようなので、私の考えを述べます。
Libra 公式FBページより:編集部
結論としては、Libraはとても危険な「通貨」だということです。それはBitCoinなど、いわゆるブロックチェーンを用いた「仮想通貨」のリスクとは全く異なります。
BitCoinでは、新規コインを発行するには、Proof of Workという計算困難性があって「その追加的コストとベネフィットが一致する限界的現物通貨価格換算値でBitCoinの平均価値が決定される」という「物語」を参加者全員が共有するというのが価値の源泉です。
簡単に言えば「マイニングにかかった費用がビットコインの価値」だとみんなで
スポンサーリンク
Facebookの「仮想通貨」Libraがとても危険な理由
最近の投稿
- インスタントカメラの消耗品の世界市場の現状と推移2024-2030年までの予測 YH Research
- 半導体用貴金属粉調査レポート:市場規模、シェア、産業分析データ、最新動向2024-2030 YH Research
- 書評:起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートを作った男
- シュウ酸ガドリニウム市場の収益、市場規模、販売量、売上高、価格の分析レポート2024-2030
- 2022年から2028年のヒューマノイドロボット市場規模、シェア、範囲、成長予測
- Meesho, an Indian social commerce with 150M transacting users, secures $275M in new funding
- 5月11日9時0分頃、群馬県警察が事件・防犯等に関する情報を公開 | The HEADLINE
- 話し下手でも今日からできる「おもしろい話し方」 どんなに頑張っても「ウケない」人の最後の秘策 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
- フレーバーメープルウォーターの世界市場:産業分析、市場規模、競合環境、現状と展望2024-2030 YH Research
- ミリタリーアンテナ世界市場占有率研究レポート2024-2030
コメント