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医療人から見る「年金2000万円足りない」問題への違和感 — 中田 智之

経済ニュース
金融庁の報告書が各方面で話題になっている。
歯科医師という仕事柄、高齢者と多く接し、介護施設の現場も見る立場として報告書への所感を書く。
photoB/写真AC(編集部)
1. 月支出は妥当なのか
まず、年金2000万円足りないという試算に関して、月支出が多すぎると感じた。
金融庁資料では収入(年金)20万円に対して支出26万円で、6万円赤字。6×12(年間)×30(年)= 2160万円不足となっている。
今の65才は元気だから、月に26万円ほしいというのは妥当とおもう。臨床での所感としては、特に持病がなければ70代前半まで、ほとんどそれまで通りの社会活動をしているように見られる。
しかしそれも80才前後が限界で、意欲が減退し、旅行や外出なども次第に億劫がるようになり、炊事洗濯など身の回りのことも十全とは言えなくなってくるのが大多数に見える。黒柳徹子氏や、田原総一朗氏(ともに85才)らは国内トップクラスに活力のある80代で、例外だと考えるのが良いだろう。
そうなると消費活動の規模も小さくなり、好むと好まざると必要最小限の生活になってくる。まして95才となると、畑仕事していればニュースになるくらいで、ほとんどがベッドで暮らすというイメージを持つのが良いだろう。
2. 最低ラインを設定する
日本国憲法第25条では、国は国民の「健康で文化的な最低限度の生活」を保障することとなっている。そ

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