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岡田准一主演の『白い巨塔』は、昭和の時代劇にするべきだった

経済ニュース

テレビ朝日開局60周年記念ドラマ『白い巨塔』を見た。五夜連続の企画だった。結論から言うと、大変に面白かった。毎日、これが楽しみでしょうがなかった。最終回の日に多摩センターにあるサンリオピューロランドに行ったのだが、ベネッセコーポレーションの本社ビルを見て、これが白だったら、まさに白い巨塔だなと思った次第だ。
率直に「よく頑張った」とスタッフ、キャストに拍手をおくりたい。なんせ、この作品自体が『白い巨塔』である。誰が何をやっても、山崎豊子による原作や、好評を博した田宮二郎版、唐沢寿明版と比べられる。関係者は相当なプレッシャーだったことだろう。
テレビ朝日番組公式サイトより:編集部
今回の人選は合格点以上だと思うし、それぞれが良い演技をした。岡田准一が演じる主人公財前五郎は、冷徹さ、欲望が出ており、裁判で負けたり、病に倒れるまでは強さ、凄みに満ちあふれていた。ただ、名誉欲を胸に突き進む財前五郎とは対照的に描かれる、患者のため、研究のために生きる同級生の里見を演じた松山ケンイチは他の出演者を圧倒していた。唐沢バージョンで演じた江口洋介は、やや感情的過ぎたが、松山ケンイチは冷静で、純朴で、不器用な里見を演じきっていた。
財前の愛人役を演じたのは沢尻エリカだった。率直に、同作品に出演した夏帆や、高島礼子の方が愛人役に向いていたように思うのだが、とはいえ、華があり。最近の彼女の演技は、以前

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