6年前、英国情報機関の職員がロンドンの新聞社ガーディアンに押し込み、米国安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが持ち出した高度な機密情報を保存していると彼らが目星を付けたコンピューターを破壊するよう、同紙のスタッフに命じた。
ガーディアンは、漏洩した極秘文書を返すよう米当局から圧力をかけられていた英国政府と「数週間にわたる緊迫した交渉」を重ねた末、編集部員たちが、ガーディアン社の地下でグラインダーやドリルを使ってコンピューターを破壊し、二度とデータが読み出せないようにした。米国と英国は、機密情報を共有し合う密接なパートナー関係にある。米国内を含め、NSAの文書のコピーが複数存在していた事実があるにも関わらず、同紙は拒否すれば懲罰的な法的措置を受けるか起訴される状況に追い込まれた。
「ガーディアンにとって、スタッフを守れる唯一の方法は、自社のコンピューターを破壊することでした」とガーディアンの記者Luke Harding氏は話す。
この数年間、なぜ報道の自由が重要なのかを語るときにこの事件を引き合いに出してきたが、米国人の反応は決まって「まさか、そんなことがあったのか?」というものだ。
ガーディアンのような事態は米国では起こりえない。国の安全保障問題を追う記者が、機密情報を持っていたり、政府関係者から機密情報が提供されるのは珍しいことではない。それは、権力や法の乱用を
スポンサーリンク
国の安全保障問題を監視するジャーナリズムは国家の敵なのか?
最近の投稿
- 部下の90%が動く、今日からできる「話し方改革」 部下のタイプに合った従いやすい指示の出し方 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
- 【無料公開】《初公開》JAL再建の重要内部資料で学ぶ!稲盛和夫流“スパルタ”副官育成術とは? – Diamond Premiumセレクション
- マクドナルドが中国事業加速、米企業の苦戦続く中 – WSJ PickUp
- AI搭載スマホが輝かすクアルコムの未来 – WSJ PickUp
- Biden signs bill to protect children from online sexual abuse and exploitation
- 越谷レイクタウン、武蔵野線の「予想以上の実力」 意外に多いイオンレイクタウンへの鉄道利用 | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン
- Bloom is reinventing how e-bikes are made in the US
- 【精神科医が指南】厚顔無恥でずうずうしい…アナタの隣の「卑怯な人」への対処法・ベスト1 – 精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉
- ひろゆきの「それってあなたの感想ですよね」を超える秀逸すぎる名言・ベスト1 – 大喜利の考え方
- Apple unveils a new Magic Keyboard at iPad event
コメント