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【GEPR】原子力を挫折させた三つの錯覚

経済ニュース
高速増殖炉もんじゅ(Wikipediaより)
日経新聞によると、経済産業省はフランスと共同開発している高速炉ASTRIDの開発を断念したようだ。こうなることは高速増殖炉(FBR)の原型炉「もんじゅ」を廃炉にしたときからわかっていた。
原子力開発の60年は、人類史を変える壮大な夢とその挫折の歴史だった。1954年に原子力委員会(AEC)のストラウス委員長は原子力によって「電力は測るには安すぎるエネルギーになるだろう」と予想し、1971年にシーボーグAEC委員長は「20世紀中には世界の電力のほとんどが原子力で発電されるだろう」というビジョンを語った。
彼らのビジョンは70年代までは順調に実現するように見えたが、1979年のスリーマイル島原発事故と1986年のチェルノブイリ原発事故で、世界の原子力開発は大きく後退した。
原子力産業にとってさらに本質的な問題は、核燃料サイクルの挫折だった。1977年にカーター大統領が核燃料の再処理をやめる方針に転換したため、主流になるはずだったFBRの開発が失敗に終わり、当初は過渡的な技術だった軽水炉が主流になった。
そして致命的な打撃が福島第一原発事故だった。日本は今もその打撃から立ち直れない。この挫折の最大の原因は、技術ではなく政治である。原発には、多くの国民の錯覚を誘発する特徴があるからだ。
第一の錯覚は、原爆と原発の混同である。原子力の最大の不幸は

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