JALが中国向け越境EC支援のプラットフォーム提供へ、中国企業と物流回り手がける合弁会社を設立
日本航空(JAL)は5月8日、日本から中国へ越境ECを行う企業に対し、商流の構築をサポートするとともに、国際輸送プラットフォームを提供すると発表した。宏遠(ホンユエン)グループホールディングスとの共同出資で越境EC支援事業を手掛ける新会社を7月1日に設立する。
新会社の社名は「JAL宏遠株式会社」。資本金は2億円で、日本航空が51%を出資する。
JAL宏遠は日本企業と中国ECサイトの商流をマッチングするほか、日本から中国への国際配送や輸出の手続き、フルフィルメントなどを総合的に支援する。
【JAL宏遠が提供する主なサービス】
日本企業と中国ECサイト運営会社間の商流マッチング、および、売買仲介
羽田空港隣接地に建設中の物流施設における商品の保管・管理
物流施設でのフルフィルメントサービス(発注に応じた商品の仕分け、梱包、ラベリング、発送)、輸出通関、国際航空輸送手配
羽田空港から北京首都空港までの航空輸送
北京首都空港で宏遠グループが展開する越境EC通関センターでの貨物の取扱い、輸入通関、個別配送
中国向け越境EC進出に向けたさまざまな支援
提供サービスイメージ図
日本航空と宏遠グループホールディングスは2019年4月8日に契約に合意したという。
2社は共同のリリースで新事業について次のようにコメントを発表している。
国内外の多彩なネットワークを有
コメント