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経済ニュース
言論空間を規制する「磁場」
大日本帝国は言論の自由が限られた形でしか認められなかった。検閲に代表される政府による各種規制措置が認められており、もちろんこの規制措置の運用実績は時期によって異なるが、とにかく政府が言論・表現の自由を規制できる権限を有していたのだ。
明治憲法の発布式(楊洲周延「憲法発布略図」=Wikipedia:編集部)
こうした規制はよく知られているしイメージしやすいものである。一方でイメージしにくい大日本帝国に身を置いていなければわからない「目に見えない規制」もあった。それは「国体」による規制である。
現在で「国体」と言えばほとんどの人が「国民体育大会」を思い浮かべるだろうが、大日本帝国では「国体」は最も重要な価値だった。
今日風に言えば「国の根本」とか「国の基本」といった意味があり、「国体」を否定することは絶対に許されなかった。
「国体」は帝国憲法に明記されていない言葉であり、帝国憲法制定前から存在していた言葉だったからある意味、帝国憲法より価値があった。
悪名高い治安維持法が守ろうしたものも「国体」であり、治安立法に明記されたことによって「国体」は禍々しいものになった。
「国体ニ反スル」ことはいかなる立場の者も許されず、「国体」という言葉は独特の磁場を発し、大日本帝国の言論空間に「枠」を設け言論内容を特定の方向に誘導するにまで至った。大日本帝国を瓦解させたアジア

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