平成の平和をつなぐ
5月1日、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位により、元号が平成から令和にかわり新しい時代が始まりました。平成の30年を上皇様のお心の通り戦争の惨禍に巻き込まれることなく平和なうちに過ごすことができたことを一国民として、まずは喜ぶとともに、令和の時代も平和な社会が続くように全力を尽くすことをお誓いするところです。
平成の30年間で日本社会を取り巻く情勢は激変するとともに、日本社会自体も大きく変化しました。私たちはこうした変化に真摯に向き合い、これまで経験したことのない事態に対しても理念とビジョンを持って積極的に立ち向かってゆかなければなりません。
激変する世界情勢
世界においては、中国が世界地図を塗り替えるような大きな発展を遂げています。政治的にも経済的にもあらゆる面で日本を凌駕する国力を付けていると言っても過言ではないでしょう。また、アジアの新興国の台頭はものづくり大国と言われた日本の地位を奪うことになっています。同盟関係を軸にした米国との関係にもかげりが見えています。トランプ大統領の誕生により、アメリカファーストのもと日本への貿易不均衡解消、市場開放の要求はきわめて強くなっています。農産物への関税の撤廃、防衛装備品の購入、カジノ解禁など様々な形で米国の要求をのむ形になってきています。世界各地で広がるテロの脅威に対しても国家安全保障上の新しい対応が求められ
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