米国時間4月26日、Adobeはバルセロナで行われたOFFFフェスティバルで、ベクター描画アプリケーションIllustratorの実験的機能を披露した。基本的な狙いは、Illustratorユーザーが写真などの画像をベースにしたカラーパレットを簡単に試せるようにすることだ。画像から作られたリアル世界のカラーパレットを使うことで、既存の描画作品を使って驚くほど簡単に新たなバリエーションを加えることができる。
ただし現時点では、これはAdobeがいうところの「チラ見せ」段階にありで、製品化にはまだ至っていない機能だ。
各機能は、最終的に対応するCreative Cloudアプリの一部になったりならなかったりする。しかしこの実験はかなりわかりやすいので、次期バージョンのIllustratorに入らなければむしろ驚くだろう。カラーパレットの抽出自体はさほど難しいものではない。実際同社は、Adobe Colorというこれを行うためだけのスタンドアロン・ツールをすでに提供している。ポイントはそのパレットを既存の作品にどう当てはめるかだ。現在どの程度うまくいっているかを説明するのは難しいが、少なくともAdobeのデモを見る限り、かなりシームレスな体験だった。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )
Source: TEC
コメント