個人事業主として行っている事業を今後は法人として行う際、どのような手続きが必要になるのでしょうか。税金面や今後の事業成長を考えると個人事業主としてではなく、法人にしておいた方が有利に働く場合もあり、法人成りを考えている個人事業主の方も多いかと思います。
ここでは、個人事業主が法人成りをする際に必要なステップと各種手続きについて紹介していきます。この内容を参考に法人成りを進めてみてはいかがでしょうか。
事業用資産と負債の引き継ぎを行う
個人事業主から法人成りをする場合、今行っている事業を継続して行っていくことは当然ですが、持っている資産と負債も引き継ぐことができます。考えるべきポイントは引き継ぎの方法と、資産の種類です。それぞれについて説明していきます。
引き継ぎについては大きく3つの種類があり、それぞれ特徴があります。個人事業主としての状態に合わせて選んでいくのが良いでしょう。
1つ目は「財産を売却する」という方法です。個人事業主としての資産を会社に売却する形になるため、ある程度の資金が必要となります。
2つ目は「個人事業主から会社に出資する」形となります。金銭の動きはありませんが、会社の資本を増やすことができます。
3つ目は「個人事業主から会社に資産を貸す」という引き継ぎ方法です。売却とは異なる形で金銭の動きがあり、賃料が発生する形となります。
また、引き継ぐ資産にもいくつか種類
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