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「令和」はよく考えられた元号である 〜考案者の深慮に感嘆する〜

経済ニュース
国民民主党サイトより
昨日、本年5月1日の改元に向け、新元号「令和」 が発表されました。
政府から、この「令和」の典拠は、万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文だと発表されました。
ただ、万葉集だけでなく、そのもとになったとされる中国の詩文集「文選(もんぜん)」巻十五に記載されている張衡による「帰田賦」の句「於是仲春令月時和気清」にも「令」と「和」が出てきます。
もし「文選」も典拠だとしたら、実は、漢籍に基づくとする伝統は維持されており、その意味でも、極めてよく練られた新元号だと言えます。
誰が発案者か知りませんが、漢字文化圏を俯瞰するスケール感があり、感心する他ありません。
両者を並べてみると、その違いと同時に共通点がよく分かります。
【文選】530年頃(6世紀)成立
→仲春令月時和気清
【万葉集】780年頃(8世紀)成立
→初春令月気淑風和
8字のうち5字が共通で、違いは以下の3点。
【文選】→【万葉集】
仲春→初春
(春3月の真ん中の月→正月(陰暦2月))
時和→風和
(「時が和らぎ」→「風が和らぎ」)
気清→気淑
(「気は清し」→「気は淑(うるわ)しく」)
大伴旅人は、当時の知識人の常識として「文選」をよく学んでいたんだと思います。ここに漢字文化圏のつながりの深さと奥深さを感じずにはいられません。
今回、「令和」を考案された方は、こうした事実をすべて知った上で「令和」と決めたの

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