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毒ガスとウサギの島

経済ニュース
広島県竹原市の大久野島(おおくのしま)。広島県の竹原市忠海港(ただのうみこう)、愛媛県の大三島盛港(さかりこう)から船で15分ほどの無人島だ。
日清・日露戦争の時は砲台として、第二次世界大戦の時は秘密裡に毒ガスの製造基地として活用された。当時10数人いた住民は強制退去、地図からも名前が消えた。
戦後、進駐軍が島全体を接収、海洋投棄、焼却などの無害化が行われた。今でも島内には立ち入り禁止区域が多く、焼け落ちた建物も見られる。
高度経済成長期。観光の大衆化が進み、野外活動など新たなレクリエーションが生まれ、また、都市環境の悪化により自然志向が高まる中、自然公園法が制定。アクセスが良い離島であることから、1963年には大久野島にも国民休暇村が設立された。
竹原市の小学校で飼われていたウサギが放されて野生化、天敵がいないので大繁殖し、今では一周数キロの島に千頭近くが生息する。
兎年(ウサギどし)の時にブームとなり、今では国内外から観光客が絶えない。

しかし、私は何とも言えない違和感を感じた。
風光明媚な瀬戸内海を見ながら、島には生活の匂いがしない。島内は車の乗り入れも禁止され、とても静かであるが、一方で人間の残酷さを感じる。毒ガスの廃墟があるだけではない。
ウサギはとても弱い動物だが、人間が抱きしめて骨折してしまう、あるいは、人間の匂いが移り縄張り意識の強い仲間のウサギから攻撃されるこ

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