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日本の家電や半導体が売れなくなった本当の理由 — 水口 進一

経済ニュース
かつての日本は家電や半導体が売れまくっており、日本の技術が世界のなかで特別に優れていた時代だと思っている人は多いでしょう。しかし、日本の家電や半導体が売れていた1980年代までの日本の技術貿易収支は全体で見ると赤字で、日本の技術が他の先進国と比べて優れていたわけではありません。
日本の長期の技術貿易収支の推移は平成19年科学技術白書 第2-3-22図 わが国の主要業種の技術貿易収支比の推移 を参考にしていただきたいのですが、日本の工業製品が売れまくっていた1980年代まで製造業のなかで技術貿易収支が黒字だったのは自動車だけで、それ以外は赤字でした。
そしてバブル崩壊以降に多くの産業で技術貿易収支が黒字化し、このグラフでは平成17年までしかありませんが、現在の統計を見ても日本の技術貿易収支は家電や半導体が売れていなくても黒字が増え続けています。
日本の家電や半導体が売れなくなって日本の技術力が落ちたと嘆く人は多いですが、実際は日本の技術貿易収支は黒字が増え続けており全体的には日本の技術力は落ちていません。
一方、家電や半導体を世界で売り続ける韓国の技術貿易収支はずっと赤字です。家電や半導体は高い技術が必要と思いがちですが、実際は技術貿易収支が赤字の国のほうが強く、技術力とそれを売れるものに変える経営力は別物なのです。
現在の工業製品は複雑に技術が絡み合っており、一社の技術だけで製品

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