「それを見極めるのがお前の仕事だろう!」
ある企業の人事責任者から伺った、自戒の言葉である。彼は、自分にそう言い聞かせながら面接室に入るそうである。何の話かと言えば、採用における面接の話である。
「自己PRをどうぞ」
誰もが一度は受けたことのある問い掛けではないだろうか。人によっては面接室に入室して着席後、間もなく面接官からこの設問が発せられたことすらあるかも知れない。
別段、面接なのだからルール違反ではない。だが、「自己PRをどうぞ」「はい、私の強みは…」という一連のやり取りで、本当にPRの受け渡しが完了するのか、面接官の狙い通り良い採用に繋がるのか、疑問に思う方も少なくないのではないか。
冒頭の人事責任者のように、受験者の強みを見つけることこそ自らの役目だと捉えて面接に向き合ってくださる個人や組織はそう多くはない。
PR≠アピール
私は大学生のキャリア支援に従事しているため、彼らから就職活動での面接の話を日々耳にしているが、特に新卒採用においては、「自己PRをどうぞ」式の面接が今なお健在である。
PRとはPublic Relationsの略。つまり「公との関係」であり、それを構築することを目指すものだ。面接におけるPRとは、面接室という空間において「イイ感じ」の関係性や空気を作り出すことを意味する。したがって、個人面接ならば面接官との間に、グループ面接ならば横に座っている他の
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自己PR不要論
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