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アメリカでビールの消費量が落ちてきています。と言っても世界第二位の市場なのですが、統計的には毎年じわっと下がってきています。日本や世界最大の市場、中国でも同じ傾向が見て取れるのですが、その背景に何があるのでしょうか?
アメリカの場合、いわゆるナショナルブランドのビールの売れ行きが落ちている一方で地ビール(クラフトビール)については高い成長率を維持しています。つまり、飲み方が変わってきているように見受けられます。アメリカの場合、地ビールの中でもIPAなど高アルコール度で上面発酵のちびちびやるビールが圧倒的シェアとなっています。日本のラガー系でぐいぐい飲む時代ではありません。
また、大量飲酒ではなく、たしなむ程度になってきている一つの理由は飲酒運転の取り締まりの厳しさと酒類の嗜好の変化があるようです。最近は北米では蒸留酒系(ウォッカやラムベース)の缶入りドリンクが好まれています。日本でも高アルコールドリンクの売れ行きが伸びていますが、それこそ150円で酔えるともいえるのでしょう。
ブルームバーグでは若者が飲酒することで時間を潰してしまうことに興味を持たないこと、また飲酒の代わりに合法大麻にとって代わってきていることを指摘しています。合法大麻はカナダが全土でOKになっているほか、アメリカでも州ごとに緩和が進んでおり、全く新しい市場が生まれつつあります。
日本の場合、もっとショッ
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