ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

金融における不毛な競争がもたらす悪循環

経済ニュース

金融機能は社会の必需だから、それなりの数の供給業者が必要だ。しかも、社会的責務が大きいので、厳格な規制が不可欠である。厳格な規制は画一化につながり、金融機関の差別性を低下させる。こうして、金融は、本質的な差別性がないなかで、多数の金融機関が競争を繰り広げるという状況に陥る。
差別性のない創造的革新を欠いた競争のいい例が住宅ローンである。多くの場合、既存の住宅ローンについての借換え、金融機関の立場からいえば貸換えの競争であって、競争の裏に、本来なければならないはずの新規の住宅供給はない。
この競争によって、確かに、金利は低下し、債務者の実質所得は増加するであろうが、その限界差分は極めて小さなものである。やはり、住宅ローンの社会的機能からして、新規の住宅供給を伴ってこそ、経済価値の創造に貢献できるのであって、その本源的価値創造を抜きにしては、金融機能としての価値を生むことはない。故に、競争による金利の低下を通じて、金融機関の利益の減少に帰結するだけなのである。
むしろ、他の金融機関の顧客を獲得しようとするよりも、現にある自分の顧客に全精力を注入すべきではないのか。そうすることで、内在的な成長の可能性がみえてくるのではないのか。例えば、住宅ローンならば、既存顧客に対して、増改築ローンやリバースモーゲージ等を提案することで、成長を図るべきなのではないのか。
法人融資でも、他の金融機関の顧

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました