厚生労働省が所管する毎月勤労統計の不正で統計全体への信頼が揺らぐ中、賃金をめぐる論争が混迷の度を深めている。購買力を示す「実質賃金」で見るとマイナスだと追及する野党に対し、経済政策「アベノミクス」を進める安倍政権は労働者全体では収入が増えていると反論。主張はすれ違い、国民の懐具合の実情は見えないままだ。 勤労統計では、現金給与総額(名目賃金)と、実質賃金が示される。名目賃金は1人の労働者が1カ月に
Source: グノシー経済
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決め手欠く賃金論争=統計不信、懐具合見えず
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