中国共産党政権の情報工作に関与している疑いから中国通信機器大手・華為技術(ファーウエイ)を政府調達から排除する動きが欧米諸国で急速に加速してきたが、アルプスの小国オーストリアの首都ウィーンで今夏前、ファーウェイのフラグシップショップ(Flagship shop)がオープンする予定であることがこのほど明らかになった。
ファーウェイのフラグシップショップの予定地(2019年2月9日、ウィ―ンで撮影)
フラグシップショップとは、企業の自慢の商品を大きなスペースで展示し、会社のコンセプトから商品の詳細な説明までをビジュアル・マーチャンダイジングで展示する店だ。その大店舗を欧州の代表的観光都市“音楽の都”ウィーンでオープンするという。ファーウェイのワールドプレミアということから、欧州メディアではいまから話題を呼んでいる。
オーストリアのメディアによれば、ファーウェイの旗艦店はウィーンの一等地、観光通りのケルンテン通り32-34に開く予定だ。ホテル・ザッハーの近くで、同じ通りには米国アップル社のフラグシップショップがあるから、米中の通信機器大手の“ウィーンの戦い”が展開されるわけだ。ファーウェイ社の狙いも明らかだ。
オーストリアのファーウェイ社のWang Feiマネージャーは、「ウィ-ンでは30人余りの社員を雇用する予定で、既にリクルートを開始している」という。ウィーンのフラグシップ店は「ファ
コメント