アイデア出しが煮詰まったら、「大前提」をひっくり返せ!
握らないおにぎり。回らない回転寿司。本棚のない書店。これらが何か分かりますか?
はい、どれも物事の「大前提」をひっくり返して生まれたヒット作なんです。
こんにちは、電通Bチームの中島英太です。Bチームは、企業などが抱えるさまざまな課題を通常とは異なる「B面」のアプローチで解決する方法を考えています。
今回は新しいアイデアを生むための発想法「大前提ひっくり返し」を紹介します。
物事の「大前提」をひっくり返すと新しいモノや価値が生まれる
Bチームでは、普段から世の中の面白い事例を集めています。
3年前、僕は新潟県の北越急行が走らせている列車「超低速スノータートル」のことを知りました。通常なら約1時間しかかからない距離を、あえて約4時間もかけて走る、“超低速列車”です(だからタートル=亀)。
このスノータートル、「景色を存分に堪能できる!」「トンネルや橋の構造がよく観察できる!」と、鉄道ファンの間で大いに話題になりました。できるだけ早く目的地に到達するために存在するという鉄道の「大前提」をひっくり返したことが、僕は面白いと感じました。
そこで、そんな“ひっくり返しの事例”が他にもないか探してみたのです。
・握らないおにぎり「おにぎらず」
握らないので手が汚れず、
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