起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
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経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第45回・「改善」を怖がるな
いきなりですが、クイズです!
1970年に開催された大阪万博は、目標入場者数5000万人に対して、総入場者数が約6400万人だったそうです。さて、先日開催が決まったばかりの2025年の大阪万博ですが、博覧会国際事務局へのプレゼンテーションの中で語られていた「目標入場者数」は、いったい何人だったのでしょうか?
前回の数字はあまり気にせずに、一度考えてみてください。どんなコンセプトで行うのかにも関わってくる話ですから、とりあえず「自分が企画するなら」という視点でいろいろと発想してみてくださいね。
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
一定の年齢以上の方であれば、1970年に開催された前回の大阪万博のことをよく覚えているのではないでしょうか。中には実際に足を運んだという人も多いかもしれませんね。私も当時小学生で、親に頼んで連れて行ってもらい
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