イギリスのEU離脱が混迷を深めていますが、合意できないと何が大変なのか?
以前このブログでも書きましたが、イギリスは3年前に国民投票でEU(欧州連合)から離脱することを決めました。そして、離脱する時のルールを決めた離脱案を、EUとイギリス政府間で平成30年(2018年)11月25日に合意したのですが、1週間前の平成31年(2019年)1月15日に、イギリス国会はこの離脱案を否決しました。そして昨日、1月21日までにイギリス政府は次なる代替案と提出する事になっていますが、提出された代替案で今後纏まっていくのでしょうか。かなり厳しいと思います。
このままEUとの合意がイギリス国会で認められないままで、ズルズルと期限の3月29日午後11時を迎えてしまうのか。そして、合意なき離脱となってしまうと、経済に大きなリスクを抱えてしまいます。
合意なき離脱を回避する為に、イギリス政府内では離脱の延期論も検討され始めていると言われ、経済界・市場関係者にはむしろ延期論に期待が高まっています。
では、なぜイギリス国内での議論が纏まらなかというと、イギリス領には北部アイルランド地区があります。そこと、アイルランド国との国境問題、また、国境に伴う関税同盟の暫定的な措置の是非、更には様々な人の思惑があるからです。
『合意なき離脱でいい』と言う強硬路線の人たち、『EUに留まろう』と言う残留派の人たち、さらに「
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