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呉座氏は井沢元彦の功績も認めるべき:『日本国紀』論争

経済ニュース
呉座勇一氏が私のアゴラ記事を踏まえて『日本国紀』問題を考える―歴史学と歴史小説のあいだを書かれた。正統派の学者でこうした論争を避ける人が多い中で呉座氏の前向きの姿勢を高く評価したい。
しかし、私が井沢氏に対する呉座氏の評価、そして、久野潤への批判について、全面的には支持できない。とくに、井沢氏が日本史、なかんずく中世史へ関心を持つ人を増やしたことへの感謝や敬意はその方面の専門家としてあってしかるベきでないかと思う。
百田、井沢、呉座、久野各氏公式サイトより
井沢氏の啓蒙的歴史論が果たした役割
呉座氏の「応仁の乱」が47万部も売れたことの何割かだって、井沢氏の啓蒙的著作あってこそだと思う。私もSB新書から7冊からなる日本史の通史を書いているが、売れないだろうと最後に残ったのが中世史だ。それを『本当は面白い「日本中世史」 愛と欲望で動いた平安・鎌倉・室町時代』 (SB新書)というかたちで出させてもらえたのも、井沢氏が中世史への関心を高めてくれたお陰だと思ったことがある。
私も呉座氏と同様に井沢氏がしばしば示す陰謀論的な考え方には賛成しかねる。しかし、世の中のために害毒をまき散らしているほどでないと思うし、週刊ポストの毎週、連載の記事のほとんどは、正しい知識の流布にも貢献していると思う。
呉座氏のような専門家にとっては、常識かもしれないが、一般の歴史ファンにすら知られてない内容が多いから

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