【2018年総括と2019年展望】JADMA阿部会長が語るこれからの通販・EC業界[要旨]
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1月11日に開いた新年賀詞交歓会で、冒頭のあいさつで登壇した阿部嘉文会長は、参加した500人以上の通販・EC企業の参加者に対し、変わりゆく業界動向を踏まえて今後の業界の見通しなどを語った。その内容を要約して紹介する。
市場は拡大も、勝ち組・負け組が色分け
2019年はラグビーW杯、2020年は東京オリンピック、2025年には大阪万博と、大きなイベントが目白押し。世界の人から見られる日本、世界の中の日本、という時代がいや応もなくやってくる。
2018年はいろいろなことがあった。宅配問題は落ち着きを取り戻したが、災害が非常に多く、経済活動にも大きな影響を及ぼした1年だった。
通販業界においては、通信などに関する技術革新が一層進み、(業務などに)非常に影響を与えた1年だったと感じている。
通販市場の規模は年々拡大し、確実に成長している反面、勝ち組、負け組が色分けされつつある。ネット社会、グローバル社会への対応など、さまざまな課題が待ったなしで突きつけられている。
平成の時代を振り返ると、通信販売は平成の時代とともに発展してきた。通販各社は時代の先頭を走ってきたのではないか。事業の中身だけではなく、2018年に話題となった働き方改革においても、一般的な価値観とは違う価値観でさまざまな働き方、環境を用意してきたということにも、そう
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