スルガ銀救った「預金支援」 迫る銀行廃業時代:日本経済新聞
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「スルガ銀行首脳は危機感を募らせていた。18年4月~9月気に減った預金は6737億円で、全預金の16%。預金のほとんどを融資に回し、換金可能な有価証券は手元にわずか」
とある。預金が大量に引き降ろされるとき、融資を貸しはがして預金返済の原資にする時間の余裕はない。すぐに換金可能な有価証券がなければ資金繰り倒産の危機となってしまうのだ。
Wikipedia:編集部
国も同じ。年金や公務員給料を払う時、現金が足りないからといって地方貸付などの金融資産を現金支払いの原資にする時間的余裕はない。バランスシート分析で倒産の可能性を語る(特に簿価で)手法は民間では前世紀の遺物だ。
ちなみにスルガ銀行等地域銀行の経営が悪化している理由を、私が国会で聞いたとき、黒田日銀総裁は「本業である貸出業務における人口や企業数の減少といった構造的要因と、低金利環境の長期化である」とビジネスモデルと低金利環境のせいにしたが、そんなことはない。低金利環境であろうと長短金利差が十分あれば銀行はいくらでも収益を上げられる。
「構造的要因はこの2~3年で急速に始まった話ではない、マイナス金利のせい」と言う識者もいるが、そうでもない。マイナス金利が適用されている日銀当座預金は全体のたった6%でしかないからだ。
さらには2018年5月1
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スルガ銀行の苦境:地銀が経営悪化した真の要因とは?
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