2009年1月1日に創刊したアゴラ。10年の歴史を振り返ると、社会を動かした投稿、「過去にはこんな人も投稿していた」など、注目すべきアーカイブ原稿が見受けられます。10周年企画として、編集部で注目した過去記事を随時ピックアップしていきます。
復刻版4回目は、創刊2年目に掲載していたジャーナリストの津田大介さんの論考。津田さんが過去に寄稿していたことに驚かれる方も多いと思いますが、津田さんはインターネットと著作権問題に造詣が深く、10年ほど前には「ダウンロード違法化」を巡って池田信夫と意見が一致。シンポジウムで共演したこともありました。
(アゴラ編集長 新田哲史)
※再掲載にあたり、読みやすくするように段落等、一部編集しています。
表面化する技術と社会の対立 著作権法巡る混迷の原因はどこに
Wikipedia:編集部
今年(編集部注・2010年)1月1日からネット上で違法に配信されている音楽・動画を違法と知りつつダウンロードする行為を違法とする、いわゆる「ダウンロード違法化」の規定が盛り込まれたように、09年はデジタル技術・インターネットにまつわる著作権問題を考える上で大きな転換点となる年だった。
そんな中具体的な現象面として起きていることは、コンテンツ産業の代弁者たる権利者と、コンテンツを利用するメーカーやIT事業者、コンテンツを消費するユーザーという3極の対立激化だ。
ダウンロー
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