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地球規模のカオスに隠されたパターンを抽出するAIを創るDARPA


複雑系の因果関係に関するもっとも有名な説明として、一匹の蝶が羽ばたくと、地球の裏側で台風が発生する、というものがある。その説明は思考を刺激してくれるかもしれないが、結局のところ役に立つことはない。われわれが本当に必要としているのは、1つの台風に注目したとき、それを引き起こした蝶がどれなのかを突き止めること。そして、できればその前に、その蝶が飛び立とうとするのを防ぐことだ。DARPA(米国防総省国防高等研究事業局)は、AIによってまさにそれが可能になるはずだと考えている。
この研究機関の新しいプログラムは、毎日のように発生する無数のできごとや、メディアの記事をふるいにかけて、それらの中に含まれる関連性の糸口、あるいはストーリーを識別できる機械学習システムを作ることを目指している。それはKAIROS(Knowledge-directed Artificial Intelligence Reasoning Over Schemas=スキーマによって推論する知識指向の人工知能)と呼ばれている。
ここで言う「スキーマ」は、非常にはっきりした意味を持っている。人間が自分の周囲の世界を理解する際に使う基本的なプロセス、という考え方だ。それによって人間は、関連するできごとを小さなストーリーにまとめている。たとえば、店で何かを買う場合を考えてみよう。通常は、まず店に入ってモノを選び、それをレジに持

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