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現代のバベルの塔と「言葉」の復活

経済ニュース
「言葉」はそれぞれ一定の意味を内包しているが、その意味を次第に失ってきた。換言すれば、人が発する「言葉」を他の人が信じなくなってきた。それが進行すると、「言葉」はフェイクとみなされてきた。「言葉」は混乱し、「言葉」本来の意味とは違った意思の伝達手段となってきたのを感じる。
▲フランスの画家ギュスターヴ・ドレの作品「言語の混乱」(ウィキぺディアから)
昔、人類は神のようになろうとして天にまで届く高いバベルの塔を建てようとした。それを見た神は怒り、塔の建設に関わってきた人々の言葉を混乱させ、相互に意思が疎通できないようにした。その結果、人類は共通の言語を失い、無数の言語が生まれた。だから、相互理解するためには通訳や翻訳が不可欠となった。「バベルの塔」の話は旧約聖書「創世記」第11章の中に記述されている。
現代は通訳の水準も高まり、自動翻訳の道も開かれてきた。相互理解の道が考えられないほど広くなったが、同時に、「言葉」の混乱が生まれてきた。口述の「言葉」は正しく通訳できても、その「言葉」が意味を失ってきたのだ。神のように全知全能の世界を夢見る人類を前に、「言葉」は意味を失い、相互理解は難しくなる一方、紛争や誤解が拡大してきた。メディアではフェイクニュースといわれる偽りの「言葉」が発信され、恣意的に事実を操作する“フェイク言語”が広がってきた。現代のバベルの塔だ。
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