ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

相互扶助に損得はない

経済ニュース

相互扶助は、扶助を受ける立場になるかどうかわからないから、万が一に備えて、相互に助け合う仕組みである。扶助を受ける立場になれば、自分の掛金の元が取れるが、それを喜ぶのはおかしいし、自分が扶助を受ける立場にならなかったら、自分の掛金は戻ってこないが、それを損と考えることもおかしい。年金制度も相互扶助のはずだが、さて理屈は同じか。
人は常に死の可能性に直面している。死の可能性がある以上、自分の死について確率を論じることはできる。しかし、自分の生を客体化して確率を論じることに何の意味があろうか。主体的に生きられる自己の生においては、可能性としての死はなく、事実としての生しかない。
ところが、十分に大きな人の集団においては、確率を論じることに意味がある。人に寿命がある以上、集団のなかにおいては、死は、確実な事実として、どこかに生起するからである。ただし、集団のなかの誰に死が訪れるかはわからない。死は、集団において確実であり、個人において不確実である。だから相互扶助の原理が必要なのである。それが保険である。
純粋な生命保険を考えよう。まず、大きな被保険者の集団を作らなくてはならない。大きなという意味は、生命表、即ち、死亡率の統計が十分に意味をもつだけの大きさということである。この集団では、死亡は生命表に従って確実に生起する。
死亡保険金の支払額は、生命表により高い精度によって推計される。そ

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました