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中国が日本を朝鮮のような従属国と考えた歴史はない

経済ニュース
日本での中国史研究は、中国を聖人の国と理想化する儒学者たちが中心的な担い手であった。日本における本格的な朱子学の導入は藤原惺窩や林羅山によるものだが、藤原惺窩は明や朝鮮による日本侵略を望み、林羅山は中国の史書のなかに日本を位置づけようとした。
そして、戦後には、近代日本が中国や韓国に悪いことばかりしたという自虐史観、媚中史観が盛んになった。
しかも、このふたつの流れは合体して、現代の外交に於いても、日本は中国をリーダーとする新しいアジアの秩序に従うべしと、学校教育でもマスコミでも誘導している。AIIBに日本が参加しなかったときのヒステリックな論調は記憶に新しいし、民主党政権の時は日米中正三角形論といった現実にあり得ない外交政策まで唱えられた。
中国や韓国は古代史に始まって時事問題に至るまで、歴史認識を戦略的に構築し、国民に徹底している。そこに学問の自由はなく国家戦略と民族主義的熱狂があるのみだ。それに対抗するためには、日本人は、日本国家としての主体性を持ちつつ、しかし、中国や韓国と違って国際的な普遍性を併せもった中国史の見方を確立すべきだ。
私は通商産業省で中国担当課長もつとめていたし、中国史の本もすでに3冊書いている。
最近も、「中国と日本がわかる 最強の中国史」(扶桑社新書)という本をだしたばかりだ。そこでその内容も踏まえて、日本人のあるべき対中史観を私なりに示してみる。
李鴻

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