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法王の訪朝は何をもたらすか

経済ニュース
ペテロの後継者、ローマ法王の外国訪問は基本的には司牧目的だ。訪問国の信者たちに会い、イエスの福音を伝え、激励し、現地の教会指導者と交流を深めることが目的だ。もちろん、ローマ法王は「バチカン市国」という名の国家の最高指導者であり、国家元首の立場でもあるので、訪問先の指導者と会見することになるが、それはあくまで付け足しに過ぎず、本来は信者たちとの会合が目的となる。
▲バチカンで記念演説する文在寅大統領(2018年10月17日、サンピエトロ大聖堂で、韓国大統領府公式サイトから)
その観点からいえば、フランシスコ法王の北朝鮮訪問は司牧訪問とは言い難い。なぜならば、北朝鮮カトリック教会司教会議と呼ばれる組織は存在しないばかりか、法王がイエスの教えを直接伝える羊たち(信者たち)がいないからだ。
そもそも金正恩朝鮮労働党委員長の「法王訪朝招請」といっても、「ローマ法王がわが国を訪問したいのならば、歓迎する」と語ったもので、慎重に熟慮された後の招請発言ではない。
それでは羊飼いのローマ法王は羊たちのいない国を訪問して何をするのだろうか。ローマ法王が平壌を訪問するとなれば、金正恩委員長は即製の信者たちをかき集め、ローマ法王を歓迎するイベントを準備することは想像できるが、ローマ法王の前に北のカトリック教会指導者も羊たちもいないのだ。
もちろん、北にもキリスト者はいる。ただ、彼らは欧米教会で見られるよう

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