早いものでもう10月に入りましたね。今年の夏は、英国ロンドンを視察にいき女性参政権100年を調査研究してまいりました。
▲英国国会前の公園に本年設置されたサフラジスト、ミリセント・フォーセット像
「サフラジェット」「サフラジスト」による運動には低賃金、重労働に甘んじざるを得ない、多くの貧しい女性工場労働者が携わっていました。
▲女性労働者を巻き込んだ先鋭的な行動で参政権を加速化したサフラジェット、エメリン・パンクハースト
この当時誕生した労働組合運動が、労働者の賃金や身分を向上させてきたという歴史にも敬意を表すものです。
労働組合・組合運動は誰のもの?
しかしながら、労働組合及び運動があったにもかかわらず、マタハラ、パワハラ、セクハラが横行、女性が結婚して子どもを育てながら働き続けることが困難な時代が平成になっても続き、障がい者雇用も立ち遅れてきました。私自身、マタハラで退職を迫られ、その際相談した会社の組合が役にたたなかったという苦い経験があります。だからこそ、徹頭徹尾、理不尽かつ不遇な目に遭う立場の弱い労働者の味方であり続けてきました。
戦後の混乱から高度成長期を経て、日本の労働組合が、果たして弱い労働者の味方であったのか?個人的な経験からも疑問に思っておりました。戦後73年経ち、グローバル化が進み終身雇用制度から、実力が評価される労働の自由化が進んできております。若い世代
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