「やらないこと戦略」
働き方改革では、制度改革や増員など体制面の改革、RPAなどのITによる省力化などが組織として行われていますが、それに加えて個人が一人一人のやり方で改革を行っていくこともとても重要です。
そんな、一人一人の仕事の効率化とパフォーマンスアップの一助となるのが、今回取り上げる「やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術」(CCCメディアハウス刊)です。
「やる・やらない」を小さなことから人生の選択にまで当てはめ考える
本のタイトルになったエピソードは第2章にある、時間とリソース管理に関するワークショップで、そこに参加していた女性士官が書き出した戦略です。
「1、2、3、……と、まず優先事項のリストを作る。それから4以降をすべてカットする」(P22)
4以降の「やらないこと」は頭から排除し、優先度の高い三つに集中して時間を使い、結果を出す。
いわれてみれば簡単なことですが、その三つはなにか?を抽出していく手法についても本書では述べられています。そしてこの手法を目の前の小さなやること・やらないことだけでなく、プロジェクト全体、あるいはさらに人生の選択について当てはめていくことで決断を下し人生をより良い方向に変えて行く術とする方法が記されています。
また、この考
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