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続・育休から戻ってみた

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仕事をすると、ひとりになれる

さて、とうとう連載最終回です。前回に続いて、育休を終えたあとの生活について書きたい。

そういえば、復職してみて痛感したことのひとつに、育休中は「ひとりになれる時間」をほぼ失っていたんだなということがある。

広告の仕事というのは一見、人まみれではある。ひとりでじっくりアイデアを考えられる時間は限られていて、なんやかんやと打ち合わせ、プレゼン、撮影、打ち合わせ、仮編集に本編集(※1)、メールの応酬、打ち合わせ、人、人、人、である。でもその間、頭や手足を自分のために使うことができるという意味において僕たちは「ひとりになれ」ているのだった。育休中にはなかった状態だ。いま、身動きのとれない満員の通勤電車のなかでさえ「俺の頭は、俺のもの」「ここで何を考えたっていいんだ」と思えたりする。

働くという行為のなかに自由がある。というか働きに出ることで自由を得る。これは発見だった。

そして前回書いたことにも通じるけれど、時短勤務が大変なのは、この自由を縮小することになるからだ。

逆に、土日や祝日は1日中、育児に費やすことになるわけで、「自由な休日」というものは生活からほぼ消えたんだな、ということにも気づかされてちょっと驚く(※2)。連載第1回で書いた「夫婦モラトリアム」の日々なんて、いまでは幻のようだ。


イラストレ

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