左から、akippa代表取締役CEO金谷元気氏、シード代表取締役の吉川幸孝氏
総務省による「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(平成30年)によると、日本人のシェアリングサービス利用経験は1位が駐車場、2位がライドシェアと民泊。駐車場シェアリングは日本のシェアリングを牽引していると言って良いだろう。
そんな中、駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaと駐車場シェアリングサービス「Smart Parking」などを展開するシードは9月13日、駐車場シェアビジネスの拡大・進化を目指し事業提携したと発表した。
ソフトバンクやNTTドコモなど大手企業による駐車場シェア事業への参入も活発になってきているが、協業を発表したばかりの両社は「そこまで脅威に感じていない」と説明するなど、とても強気だ。
当日、都内で開催された会見でシード代表取締役の吉川幸孝氏は「まだまだ市場ができあがっていないので、市場を作っていくことを優先するべき」と説明。大手が参入することにより駐車場シェアリングがより一般層にも普及するため、むしろ大手の参入を歓迎していると話した。一方、akippa代表取締役CEO金谷元気氏は「現在15社ほど参入しているが、akippaはユーザーのシェア50%を獲得している」と述べ、同社の市場での強さを強調した。「楽天もリクルートも既に(市場から)撤退している」(
コメント