世の中には儲かっている会社と儲かっていない会社が存在します。この差はどこから生まれるのでしょうか。
みなさんは、自分が勤めている会社は、本当に儲かっているのか、実は儲かっていなくて赤字なのか、ご存知ですか? 上場企業でもない限り、自分の会社の決算書が公開されているケースはまれです。もし、従業員にも決算書を見せている社長がいるとしたら、かなり良心的です。
儲けにもいろいろな見方、考え方があります。よく言われるのが“勘定合って銭足らず”です。決算書上の儲けのことを当期純利益と言いますが、ここがプラスであれば黒字、マイナスになってしまうと赤字、ということになります。ただ、これは経営者ならご存じのはずですが、いわゆる表面上の利益または損失と言います。
儲かっていない会社の場合
儲かっていない会社の代表例を見ていきましょう。まず初めに月々の売上高(月商と言います)が10万円では利益が出ません。たとえば売上総利益率、または粗利益とも言いますが、これが100%であったとしても、売上高が10万円では従業員の給料や家賃などの固定費を賄えません。売り上げの少ない会社は儲けが出ないので、とにかく売り上げを上げるしか方法はありません。
ただし、やみくもに売上高だけを追い求めると、売り上げを上げたいがために粗利益を犠牲にするとか、宣伝広告費や販売促進費、従業員の給料やボーナスにお金をかけすぎて、売り上げが上
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