北朝鮮の非核化もポーズか
日本のメディアまでが、トランプ米大統領の支持率目当てのショーに振り回されるべきではありません。テレビの放映時間も新聞の紙面も無駄が多いのでは。米朝関係の分析は専門家任せにするとして、トランプ氏の宣伝にいいように使われているメディアの姿を考えてみました。
トランプ氏がまたやってくれました。ポンペオ国務長官の北朝鮮訪問(27日の予定)を中止するよう指示しました。訪朝は23日に発表され、中止はツイッターで24日に発表されました。発表した直後の中止発表は、異例というより、始めから訪朝の可能性は少なかったのかもしれません。
周囲の混乱もどこ吹く風(Gage Skidmore / flickr:編集部)
トランプ氏が金正恩委員長とシンガポールで初の首脳会談を行った時も、「会談が決まった」、「会談は中止」、「会談はやはり実施する」と発表し、そのたびにメディアは振り回され、壮大な政治ドラマへと仕立てあげられました。
朝鮮半島情勢は日本の関心事ですから、日本人も半信半疑で「非核化がうまく進んでほしい」と、トランプ氏に期待はしました。
扱いはもっと小さくてよい
日本のメディアには、トランプ氏に対する報道姿勢を考え直す必要があります。もっと扱いは小さくてよいと、思います。26日の朝刊を見ますと、1面で扱っているのは、読売(3段)などで少数です。読売は3面で「米、北ゆさぶりか」の
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トランプ氏の政治ショーの扱いに節度を
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