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全米初、オピオイドで死刑執行:ネブラスカ州の決断

経済ニュース

オピオイドと言えば鎮痛剤として使用され、過剰摂取の深刻化について当サイトでもこちらを始め何度となくお伝えしてきました。
そのオピオイドを、ネブラスカ州は全米で初めて死刑執行に使用したというではありませんか。同州の死刑執行は、1997年以来、21年ぶりとなります。
全米初のケースとなったのは、1979年に2人のタクシー運転手を殺害したキャリー・ディーン・ムーア死刑囚(60歳)。21年前には電気椅子を選択していましたが、今回は抗けいれん薬のジアゼパム、神経遮断薬のシサトラクリウム、心臓を止めるための塩化カリウムなどをオピオイドと混ぜて投与したといいます。
オピオイドと言っても段階があり、ここでは世界保健機関(WHO)が三段階除痛ラダーに該当し、高度の痛み止めとして使用されるフェンタニルです。フェンタニルは、モルヒネやオキシコドン、メサドンと並ぶ強オピオイドとなります(詳細は、こちらをご笑覧下さい)。
ワシントン・ポスト紙によれば、死亡までに掛かった時間は23分だったといいます。
ネブラスカ州は2015年に死刑撤廃を決定したものの、翌年に60%の州民の支持を得て撤回。ムーア死刑囚の執行に至りました。
製薬会社は死刑執行の薬品使用に反対の立場であり、独のFresenius Kabiは同社が生産するシサトラクリウムと塩化カリウムなどが採用されると知るや、死刑執行停止を求めて提訴したものです

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