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民事訴訟は究極の「マイナスサムゲーム」!?

経済ニュース

「不毛な争いだ…」
民事訴訟の代理人としてフル稼働していたとき、しばしば感じた印象だ。
当事者同士にとっては極めて重要なことなので、決して訴訟当事者を侮蔑している訳ではない。
民事訴訟は、究極の「マイナスサムゲーム」ということだ。
原告と被告の間で、増加することのない一定の財を奪い合う。
訴訟となれば、奪い合うのに時間も費用もかかるので、費用の分だけ双方にとってマイナスになる。
例えば、原告が被告に対して1000万円を支払えという訴訟が提起された場合、請求が全面的に認容されれば被告から原告に1000万円(と遅延損害金)が移転する。
請求棄却となれば、被告はそのまま1000万円を保持できる。
このプロセスは、1000万円が原告に移転するか被告が保持し続けるかであって、決して1000万円が増加するものではない。
弁護士費用や裁判所に納める印紙代などの訴訟費用、さらには時間も要するので、どちらに1000万円が帰属しても費用の分だけマイナスになる。
対して、経済活動の多くは付加価値を生み出すものだ。
原材料を自動車として組み立てれば、原材料のままよりはるかに価値の高い自動車が生まれ、その差額が付加価値となる(一国で生み出される付加価値の合計がGDPだ)。
ところが民事訴訟は、「誰かの利益を損なうことなく他者の利益を増やすことができない」というパレート最適の状態から、訴訟コストの分だけトー

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